2015年4月 都の「時間75ミリ対策に引き上げ」計画発表 

都のホームページで、住民からの意見聴取(パブリックコメント)が密やかに行われていた。都議会議員を通じて本会会員からの知らせが無かったら、見過ごすところであった。

トップページは、常に更新されるので、この「これまでの報道発表」というページに、非常に重要な発表が並ぶことになる。頻繁にチェックする必要がある。
http://cgi.metro.tokyo.jp/aps/press/inet.cgi

神田川流域河川整備計画(変更原案)(テキストファイル
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasenseibikeikaku/pdf/kandagawaryuikigen.pdf (このファイルは、5/29すでにリンクが外されていたので、テキストファイルを掲載)

22p4r100_01以下、引用:

洪水、地震に対してより安全な川を目指します
「神田川流域」及び「石神井川」の河川整備計画(変更原案)に
ご意見をお寄せください

平成27年4月27日
建設局

 東京都は、神田川流域の各河川及び石神井川において、洪水対策の目標を1時間あたり75ミリの降雨に引き上げるとともに、東日本大震災を踏まえ堤防や水門の耐震・耐水対策を実施するために、河川整備計画の変更を行います。
この河川整備計画は、今後30年の間に東京都が取り組んでいく治水や利水、環境等に関する事項について取りまとめるものです。
策定にあたり都民の皆様の声を反映させていくため、下記のとおり「神田川流域河川整備計画(変更原案)」、「石神井川河川整備計画(変更原案)」に関するご意見を募集します。

  • 寄せられたご意見に対する東京都の考え方や計画への反映状況については、計画の公表時に建設局ホームページへ掲載いたします。
  • ご意見に対する個別の回答はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

「ご意見に対する個別の回答」をしないとのことだが、都市計画法に則る 国交省のガイドラインによれば「住民・関係者等からの意見・質疑等に対し、真摯に対応すること」とある。本会は、次の意見を提出した。

「神田川流域河川整備計画(変更原案)」に関する意見

2015/5/27

この計画書を読みまして、以下の3点を要望致します。
宜しくお願い申し上げます。

※  要望 第一番目 その1 ※  


第4章 河川整備の実施に関する事項
第1節 (1)の①河道拡幅、河床掘削、自然環境 につきまして意見申し上げます。

この原案の中で、
「善福寺川の和田堀公園、善福寺川緑地に面した区間は、公園の景 観に配慮した整備を行う。」
とありますが、これは、具体的にどのように配慮するのかが記載されておりません。

現在の計画断面図を見ますと、他の場所より護岸の傾斜がゆるくなっていることは分かりますが、傾斜角度の違いの他に特別な「配慮」が見当たりません。

また、和田堀公園の中央に位置する和田堀池は、揚水ポンプが非力であり、また濾過装置がこわれて、水質が悪化しております。さらに、この池に導き入れている地下水も大量に鉄バクテリアが含まれており、さらに悪化の一途をたどっています。これらのことも考慮して、神宮の森、公園、川、池を総合的に配慮した計画をぜひお願いしたいと思います。

現在の工事の様子を見ますと、鉄のパイプや鉄の板を両岸に深く打ち込んでいる工法であることが見受けられます。鉄のパイプや鉄の板の寿命は、50年未満と言われております。これでは、100ミリ対策に至る前に、寿命が来てしまいます。こうした現在の工法以外に自然環境に配慮した「多自然型川づくり」などの方法が存在します。再検討されることを要望致します。

以上をまとめますと、「善福寺川の和田堀公園、善福寺川緑地に面した区間は、公園の自然環境である森、公園、川、池を総合的に配慮した工法を選択し、整備を行う」こととし、その際、計画書の中で「具体的な事項を掲載して、施工業者に明確に示すこと」を要望致します。


※  要望 第一番目 その2 ※ 

② この中の和田堀公園調節池(大松橋~済美橋 約17,500 m3)について、
どの場所に計画されているのかが分かりませんでしたので、掲載を願います。


※ 要望 第二番目 ※ 


第4章 河川整備の実施に関する事項
第1節(2) 河川環境の整備と保全に関する事項
②親水性を確保するための取り組み4)水辺のにぎわい創出に向けた取り組み
につきまして意見申し上げます。

この中で、都立和田堀公園・善福寺川緑地が「拠点整備候補箇所」となっております。
この原案の中で、繰り返し述べられている「水辺のにぎわい創出」に是非積極的に取り組んで頂けるよう要望すると同時に、「具体的な手段」をつめていただけるよう要望致します。

※ 要望 第三番目 ※  

第5章 河川情報の提供、地域や関係機関との連携等に関する事項
第2節 地域や関係機関との連携等に関する事項(情報、意見の交換)
につきまして意見申し上げます。

「神田川上流懇談会」が広く開かれ、発言内容が深く審議されるような仕組みづくりを要望致します。
現在は、年一回委員募集があり、議事録が都のホームページに掲載されております。
しかしながら、議事録を見ただけでは、その後の経過が分からず、ほとんど宙づりになった状態です。
そこで、会員の発言や要望に管理番号を割り当て、継続して議論できる仕組みを作ることを要望致します。

以上