新聞投稿の顛末(産經新聞の介入について)

会員の投稿記事が掲載された。
しかし、どうやら産經新聞は、読者の投稿を添削するらしい。
産經から事前に添削の許諾を求められということだ。

原文と比較してみると、強い調子で書かれた部分を和らげただけではなかった。

緑と野鳥を守ってください」から「水害対策を進めて欲しい」という文面に変えられ、工事を進めることが前提になってしまっている。会員の主張は、環境重視であり、工事重視ではない。

つまり、主張が逆になってしまった。

緑と野鳥を守らないのならば、水害対策工事をやめてほしい

という主張が、

「緑と野鳥を守りながら、水害対策工事を進めてほしい

に曲げられてしまった。

実際に、特に大きく添削されている点は下記の箇所。

≪原文≫ いま一番心配なのは、工事がカワセミの巣のある場所に近づいていることです。カワセミは、赤粘土質の護岸に穴を掘りヒナを孵します。美しい親鳥の行き来は可愛いものです。その巣が、大型機械により壊されれば、二度と巣をつくる事はないといわれています。

≪添削≫いま水害対策工事が行われて居り,川岸の樹木が伐採され護岸の石済積みもコンクリートで固められています。しかし工事現場の近くにはカワセミの巣があるのです。カワセミは護岸に小さな穴をあけ、子供達を育てています。美しい親鳥の行ききは可愛いいものです。

≪原文≫ 河川の工事は洪水対策との事ですが、自然環境を壊し、水鳥の生活まで奪い、住民が大切にしてきたものまで取り上げる必要があるのか、疑問に思えてなりません。

≪添削≫確かに善福寺川は水害の多い川で、夏のゲリラ、豪雨等の増水、氾濫
の危険が指摘されています。周辺の住民に不安があるのも事実だと思います。多くの人が川沿いの自然を大切にして来たのも事実です。是非自然を守りながら、安全な水害対策を進めて欲しいと思います。 

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≪原文≫ 緑と野鳥を守ってください 

杉並区の和田堀公園近くに住んで五十年になります。 毎朝、公園内でラジオ体操をしたあと皆で善福寺川沿いを歩くのが日課となっています。川は多くの樹木の間を縫いながら流れ、春は両岸の桜が枝を差しのべて咲く有名な桜の名所です。

ところが二年位前、河川の工事が始まり、風景は一変、川岸の樹木は多く伐採され、護岸の間知石積みも壊されブロツク石に変わりつつあります。

いま一番心配なのは、工事がカワセミの巣のある場所に近づいていることです。カワセミは、赤粘土質の護岸に穴を掘りヒナを孵します。美しい親鳥の行き来は可愛いものです。その巣が、大型機械により壊されれば、二度と巣をつくる事はないといわれています。

河川の工事は洪水対策とのことですが、自然環境を壊し、小さな動物達の生活まで奪い、住民達が大切にしてきたものまで取り上げる必要があるのか、疑問に思えてなりません。