公園付近の浸水の様子  標高データを使った簡単なシミュレーション

国土地理院は、非常に精度の高い標高データを公開している。そこで、早速、和田堀公園付近の地面の高さがどうなっているのか調べてみた。その結果、川が溢れた場合、どんな場所から浸水するのか、おおよその様子をつかむことができた。

上の図は、同じ標高の場所を青で塗り、10センチ単位でアニメーションにしたものである。

池の付近の地面が低いようで、池から溢れ出すように広がり、運動場の方向に向かって浸水する様子がうかがえる。

ただし、これは、下水や排水溝のあふれ、雨水の地面への浸透などの要素は入っておらず、あくまで同じ標高の場所が塗り分けられていることに注意したい。下水や排水溝のあふれは、「内水」と呼ばれ、実際には、もっと標高が高い場所での被害があったり、標高が低くても、排水能力がある場所では浸水しない可能性もあるのだろう(下図:公共下水道の公示を参照)。

ここでひとつ言えることは、野球場貯水池が満水になった場合、川の水位は、劇的にピークを迎えてあふれ、このアニメーションのように浸水域が広がっていくことだ。宮下橋(下図A)下流の工事が終わらない限り下流に流せる水の量が変わらないために、水位の上がるスピードは、現在と変わらない。
そのため、先に公園内(下図B-C)を工事しても、メリットはないのだ
成田西の調節池(35000㎥)が来年完成するというが、期待したい。仮に、下流部分の工事が10年間かかるとして、それまでの間、自然と調和したB-C間の改修のあり方を再検討する時間は、十分にあると考えられる。

神の水位置関係説明図

下水道告示
公共下水道の普及状況
和田堀公園の北側で、「松ノ木幹線」(下水管)が「善福寺川幹線」に合流する。2005年の豪雨時は、マンホールをと吹き飛ばしたという。「内水」の恐ろしさである。

http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kurasi/kokuji/gennkyou.htm

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下水道台帳http://www.gesuijoho.metro.tokyo.jp/SemisWebSystem/index.html

高精度な数値標高データ(基盤地図情報(数値標高モデル)5mメッシュ(標高)10cm単位)
http://www1.gsi.go.jp/geowww/Laser_HP/5m_img.html

成田西調節池
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/detail/13449/zenpukuji_tyosetsuti.pdf