本会設立の趣旨

本会は、長い歴史を生き抜いて来た樹木を守り、豊かな自然を次世代の東京都民にも残せるよう、都政や区政を始めとして多方面へと働きかけていくために設立されました。

本会は、八幡橋から御供米橋にかけての河川改修、およびカワセミが生育する土崖撤去の工事を行う前に、以下を要望いたします。

1)  和田堀公園があらゆる利用者にとって重要な憩いの空間であることを確認し、この維持に努めること
2)  この河川工事が本当に必要であるかどうかを、多方面から再検討すること
3)  善福寺川沿いで 最も自然が残されている和田堀公園区間の工事を停止すること

是非お力をお貸しください。取り返しのつかない環境破壊が起こる前に。

代表 若杉勝利
メール calm-park (@) kawasemi.link
(@)の部分を@で置き換えてお使いください。

このブログは、東京都や杉並区の職員の方々、関係者の皆様へ敬意を表し感謝しつつ、善福寺川河川工事における問題点を指摘するものであり、特定個人を誹謗中傷するものではありません。

本会は、設立当初、善福寺川沿いで 最も自然が残されている和田堀公園区間の工事を中止する旨を訴えましたが、昨年9月頃より最も環境に負荷をかけない工事方法を検討し実施するように働きかけています。

本会は、治水対策も十分考慮の上で自然環境を守るように働きかけています。

14068722883_07fb5d2d98_b2014年4月 改修工事が行われる前の下流側から見た八幡橋

  • サクラの名所であり、カワセミが暮らす都立和田堀公園は、都内でも珍しく豊かな自然の残る場所であり、多くの人々に取って憩いの場である。
  • この場所が、大型重機による過剰なまでの鉄とコンクリートを使う大規模な工事により破壊されようとしている。
  • 水害対策は喫緊の課題だが、自然環境や憩いの場を出来る限り守ることも、よりいっそう重要である。
  • 以上の理由により、都立和田堀公園エリアの河川工事を停止し、整備計画の根本的な見直しを要望する 

■これまでの経緯

私たちは一年数か月前に、毎朝訪れている善福寺川流域の和田堀公園周辺で河川工事が行われていることに気づきました。すでに神田川でも改修工事が行われており、河川の状況が一変したことを知りました。工事後に地下水が変色し、河川工事との因果関係を都が調査しています。

善福寺川の工事は、川の両岸に直径80㎝×8mの鉄パイプおよび10mの鉄の波板を打ち込む工事で、大型機械を使用するため、その付近の多くの樹木が伐採・剪定されてしまいました。東京都内でも珍しい豊かな自然の残る善福寺緑地の環境が無残に破壊され、そこに住む水鳥や動物の生活が壊されています。また近隣住民にとってはかけがえのない大事な場所です。なんとしてもこの貴重な自然を守りたいと願って、私たちは「都立和田堀公園の自然環境とカワセミを守る会」を立ち上げました。都議会議員、杉並区議会議員の方々にこの問題を訴え、署名運動をして1500名余の賛同者を集めました。また、工事担当部署である東京都建設局とも交渉を重ねてきました。

そもそもなぜ改修工事が必要になったかと言いますと、平成17年9月4日に一時間あたり112mmの集中豪雨が発生し、このあたりの3588戸が浸水の被害を受けたためです。善福寺川、妙正寺川流域は激特事業に指定され、国と都が対応することになりました。工事は、河川の護岸を垂直化し、川底を掘り下げることで流水量の増加を図る措置がなされました。さらに、河川の途中の地下に一時的に水を貯める調節池を作り、水量を調節ができるようになっています。和田堀第6号調節池、環状7号線の地下調節池、その他数か所に貯水調節池があり、成田西にも建設工事中です。

以上が現在までの経過ですが、これから私たちはどのように対処したらよいのか、熟慮した結果、次のように考えました。

■結論と要望

まだ工事が進められておらず、手をつけていない善福寺川の八幡橋から御供米橋、できることなら大成橋までは、工事を中止してもらいたい、という結論に達しました。ここは、和田堀公園・善福寺川緑地の中でも最も情緒のある場所で、桜は美しく、護岸の間知石の石積みも見事です。そして、この土の川岸は、カワセミが巣を作ってヒナを育てている場所でもあります。この自然と生き物を守っていただきたいのです。

来るオリンピックや復興支援などで都の予算も限られている中、この河川工事についてはいったん中止して、本当に必要であるかどうか整備計画を根本的に見直していただきたく強く訴えます。